前提・用語(最初に揃えること)
Q: このページの目的は?
A: Rhino/Grasshopperで「参照メッシュ→編集可能な形状→製造(3Dプリント)」に進む際、会話の前提になる 用語 と、失敗を避けるための 最低限の前提 を短く定義します。
最低限の前提(ここが揃っていないと壊れやすい)
Q: 作業開始時に最初に固定すべき前提は?
A: 次の3点を最初に揃えると、後工程の失敗が激減します。
- 単位: mm/inch など(混ざると全工程が破綻します)
- 公差(Absolute tolerance): Join/Boolean/Offset の成否に直結します
- データ形式の認識: Mesh / SubD / Brep(NURBS)を混同すると、選ぶべき手順がズレます
詳細は以下を参照してください。
用語(最低限)
Q: Mesh / SubD / NURBS / Brep の違いは?
A: ざっくり言うと「表現」と「枠組み」が違います。
- Mesh(メッシュ): 三角形/四角形の集合。スキャン/彫刻/ゲーム用途などで多い。製造向けの“編集”は苦手になりやすい。
- SubD: 低解像度のケージを編集して滑らかな曲面を得る表現。有機形状を速く作るのが得意。
- NURBS: 曲線/曲面を数式で表す表現。真円・平面など幾何学的に正確。
- Brep: 面・エッジ・頂点の接続(トポロジ)で物体を管理する枠組み。多くの場合、面としてNURBSを使います。
詳しい背景は以下を参照してください。
Q: Watertight(気密性)とは?
A: スライサーが「内側/外側」を判定できる 閉じた殻 の状態です。意図しない穴、自己交差、内部に残った不要な面があると失敗します。
Q: 法線(Normals)とは?
A: 面の“表裏”を表す向きです。メッシュの法線が乱れていると、厚み付けやスライサーでの内外判定に悪影響が出ます。
Q: 自己交差(Self-intersection)とは?
A: 面が自分自身を突き抜けている状態です。Offset/Shell/Booleanや、スライサーでの形状解釈が破綻しやすくなります。
Q: 非多様体(Non-manifold)とは?
A: 物理的にあり得ない接続(例:1本のエッジに3枚以上の面がつく等)を含む状態です。製造向け処理の失敗原因になります。
Q: G0/G1/G2(連続性)とは?
A: 接続の“滑らかさ”の段階です。3Dプリント目的では G0(隙間なし) が必須で、外観や後工程によってG1/G2の重要度が上がります。